鍋の素材も地産地消を考えてみよう

「鍋」といっても、冬に食べたくなるお鍋のことではなく、土鍋やホーロー鍋の「鍋」のお話です。

硬さ、柔軟性、耐久性など用途に合わせて合金が生まれたということを、以前書きました。読んでいない人は「身近なところにある金属ってどんなのがあるの?」を読んでみてください!

今日はお鍋の素材とモノづくりについてのお話です。

ホシカル君知ってる?

狩猟による生肉を主食としその後野菜も食べ、調理をするようになったことから保存や調理道具として開発された土鍋。

そのルーツが、縄文土器なんだって。

 

縄文時代から僕たちはおいしいものを食べていたのかぁ。

ロマンだな!

平安時代には、鉄鍋が一般的になってきたんだって。

江戸時代に入り、現在と同じように鍋物や煮込み料理で土鍋が使われるようになったのだそう。

と、いうことは。

江戸時代に食べていた料理を現代の僕たちも食べている可能性があるよね!

そうよ!

火がゆっくりと食材に入るので素材のうまみを出したり、肉が硬くならないなど、理由はたくさんあります。

でも土鍋は割れやすいという欠点もありました。

 

 

焼物師とかはさ、土鍋の欠点を補う努力もきっとしてきたんだろうね。

 

そんな時代を経て、1950年代になると技術は格段に進みます。

土や釉薬にリチウム鉱物のペタライトを加えて作る技術が開発され、熱に強く割れにくいリチア系耐熱陶器製の土鍋が量産されるようになりました。

でもその鉱物は残念ながら海外に依存していたようです。

日本の技術は、かなり海外の資源を利用し進歩してきました。

こういったモノづくりの地産地消も真剣に考えないといけないね!