
紙パックジュースやスターバックスコーヒーのカップ、ティッシュの箱など、実は私たちの身の回りにはFSC認証製品がたくさんあります。
日本のFSC認証は2014年、SDGsの取り組みが始まる前からの仕組みです。
水や空気をきれいにし、豊かな生態系をもつ森林を守っていくためのFSC認証。
今回はFSC認証について復習しましょう。

環境にかんする新しい言葉がどんどん増えて、覚えるのが楽しいなぁ。
FSCってどんな意味?

FSCとは”Forest Stewardship Council”の頭文字をとったものです。
Stewardshipは管理、任務という意味で、Councilは評議会、という意味です。
日本語でいうと「森林管理協議会」という国際的な組織なんだよ。

森林管理って言われるとわかりやすい!
むやみに森林を破壊や開発するのはよくないし、放置しておくのもよくないからね。
国際的に管理しようってことか。

そうよ。
深刻な森林破壊を問題ととらえ、持続可能で適切な森林管理を世界に広めることが目的で設立されました。
次の3つのことを目指していて、その活動を世界に広めています!
・環境面として、環境が適切に保全されていること
・社会面として、社会的な利益にかなっていること
・経済面として経済的に持続可能な森林管理であること


環境面、社会面、経済面、どれも欠かせないね。
ぼくたち消費者も「どこで、だれが、どのように生産されたのか?」とか前よりも意識するようになってきたもんなー。

FSCの認証は、木材の生産から販売に関わる全ての”組織”を対象に与えられるものです。
このマークやイラスト、みたことあると思うよ。
紙でできているものでみることが多いわ。
食品のパッケージや、ステーショナリーグッズとかよく見るようになったかな。


言われてみれば、このマークみたことあるよ。
コピー用紙のパッケージとかでみたのかなぁ。

この認証制度を継続的に行うため、FSCには2種類の認証が存在します。
FMとCoCと呼ばれるものです。
FMは「Forest Management」の略で「森林管理」、CoCは「Chain of Custody」の略で「加工・流通過程」の認証です。
FSCが定める「責任ある森林管理」の条件を満たした認証林から生産されたものは、FSC FM認証の木材となります。

FSC製品として販売するには、生産・加工・流通のすべての過程に関わる組織が認証を受けていることが必要なのです。
さまざまな認証制度ができても利用しなければ、意味がありません。
意味をしって、もっと利用するようになればいいね。
以前ブログに書いた記事も合わせて読んでみてください。
参考 FSCジャパン