小麦の自給率は15%。「パンと麺」のルーツを辿ってみた

前回は自給率ほぼ100%のお米の話をしたけど、今日は「小麦」について深掘りしてみようか。

実は日本の小麦自給率って、カロリーベースでたったの約15%しかないんだよ。

ええっ、たったの15%!?

パンもラーメンも大好きなのに、ほとんど輸入に頼っているってことだね……。

そうなの。

でもね、輸入頼みとはいえ、日本には独自に進化した素晴らしい「小麦の食文化」があります。

歴史をさかのぼると、小麦が日本に来たのは約2300年前の弥生時代です。

中国大陸からさまざまな文明と一緒に入ってきたと言われているよ。

そんなに昔からあったんだ!

平安時代には、中国から「唐菓子(からくだもの)」という、小麦粉や米粉を油で揚げたお菓子が伝わったそうです。

その後、室町時代になると、今のそうめんやうどんの原型が登場するんだけど、当時は僧侶や貴族しか食べられない高級品だったんだって。

へぇ〜、うどんが高級品だったなんて想像できないなぁ。

さらに室町時代の後期には、ポルトガルなどの宣教師たちがやってきて有名なカステラやビスケットが伝わったんだって。

そして、日本のパン食文化が本格的に動き出すのは、明治の文明開化の足音とともに……となります!

明治の文明開化からだね。 そこで、あんパン、ジャムパン、クリームパンが発明されて、日本独自のパン食文化が一気に開花したんだね。

全部日本生まれだもんね。じゃあ、麺類は?

麺が大衆化したのは江戸時代です。

「東のそば、西のうどん」という文化もこの頃からです。

戦後はさらに進化して、今やラーメンも含めて世界に発信する「麺王国」になったのでした。

小麦の自給率は15%だけど、中身はすごい歴史とアイデアが詰まっています。

貴重な小麦と、それを育てた日本の食文化。

お米と同じくらい大切にしていきたいですね。