クレジット創出に寄与できる農業について

海ちゃんはJクレジット東北推進協議会の座長を拝命しております。

8月初旬に「Jクレジット東北推進協議会」が開催されました。

日本の食を支える東北地方、クレジット創出に寄与できる農業について勉強してみましょう。

 1.水田におけるメタン発生について

水田から発生するメタン(※1)は、土壌に含まれる有機物や、肥料として与えられた有機物から、嫌気性菌であるメタン生成菌の働きにより生成されます。

水田からのメタンの発生を減らすには、落水期間を長くすることが重要で、水稲栽培において通常行われる中干し(※2)期間を7日間延長することにより、メタン発生量を3割削減できることが確認されています。

 

 

水田からのメタン排出は、日本全体のメタン排出量の約4割を占めています。

その排出削減は、みどりの食料システム戦略や政府の地球温暖化対策計画(令和3年10月22日閣議決定)にも位置付けられています。

(※1)メタン:CO2の25倍の温室効果をもつ温室効果ガス。

(※2)中干し:水稲の栽培期間中、出穂前に一度水田の水を抜いて田面を乾かすことで、過剰な分げつ(根元付近からの枝分かれ)を防止し、成長を制御する作業。

 2.J-クレジット「水稲栽培における中干し期間の延長」方法論について

第29回J-クレジット制度運営委員会において、「水稲栽培による中干し期間の延長」が、J-クレジット制度における農業分野で5つ目の方法論(※3)として承認されました。

中干し期間を、その水田における直近2か年以上の実施日数の平均より7日間以上延長します。

そshちえ所定の審査を受けると、削減量分の「クレジット」の認証を受けることができます。

動画でわかりやすく紹介されています!

関係ないと思わずにご覧いただくと何かがキット見えてきますよ(^_-)-☆