グリーントランスフォーメーション(GX)とは?

最近にたような横文字を多くみるようになりました。

GX、DX、SXなどどんな意味?

整理して、その一部を解説しましょう。

 GX(グリーントランスフォーメーション)

化石エネルギーを中心とした現在の産業構造・社会構造をクリーンエネルギー中心へ転換する取り組みのこと。

 

DX(デジタルトランスフォーメーション)

デジタル技術を利用して社会や産業を変革していくこと。

 

SX(サステイナビリティートランスフォーメーション)

 

企業が経営と社会持続性を両立しながら、自社の価値を作り上げる取り組みのこと グリーントランスフォーメーション。

ここからGXについて詳しく解説してみます。

温室効果ガスを発生させないグリーンエネルギーに転換することで、産業構造や社会経済を変革し、成長につなげるという意味のGX。

グリーントランスフォーメーションの頭文字を取りました。

 

GXの背景となるのは、地球温暖化への対策としてのカーボンニュートラルです。

2017年には2050年までのカーボンニュートラルを目指す「カーボンニュートラル連合(The Carbon Neutrality Coalition)」が発足し、2021年4月には日本を含む29カ国が署名しています。

 

2050年までにあと26年!

日本も国家レベルでカーボンニュートラルを実現するという政策目標があります。

経済産業省は2020年12月、関係省庁と連携して「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定しました。

この戦略は「2050年カーボンニュートラル」目標を「経済と環境の好循環」につなげるための産業政策であり、GXを推進するものとなります。

2021年4月には、環境省も企業の脱炭素経営における具体的な取り組みの促進を目的とするガイドを策定しました。

 

環境を維持改善していくには、地球規模で考え実行していかなければならない約束事が増えてきている、ということです。

2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略 14の重要分野ごとに目標を掲げました。

現在の課題と今後の取り組みを明記しこれに伴う予算や税、規制改革・標準化や国際連携など多くの政策を含めた実行計画を策定したのです。

 

14分野は以下のとおりです。

 

洋上風力産業、燃料アンモニア産業、水素産業、原子力産業、自動車・蓄電池産業、半導体・情報通信産業、船舶産業、物流・人流・土木インフラ産業、食料・農林水産業、航空機産業、カーボンリサイクル産業、住宅・建築物産業/次世代型太陽光産業、資源循環関連産業、ライフスタイル関連産業。

 

約束事を決めて作っていくのは良いけれど、実行実現していくのは並大抵ではありません。

2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略。

繰り返しになりますが、GXとは化石エネルギーを中心とした現在の産業構造・社会構造をクリーンエネルギー中心へ転換する取り組みのことをさします。

 

自然も一緒に回っていくと良いのだけれど👀