世界農業遺産とネイチャーポジティブ

前回からの続きです。

まだ読んでいない方はぜひ、読んでみてください!

→「5/19 コスパで水田から多様性が消えていく?

「世界農業遺産」についてみてみましょう👀 

世界的に重要な農林水産業を営む地域(農林水産業システム)。

「世界農業遺産」は、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度で、何世代にもわたって営まれてきました。

伝統的な農林水産業だね。

それに伴って発展した文化や景観などを”生きた遺産”として次世代につないでいく取り組みが「世界農業遺産」だね。

そうそう!

「世界農業遺産」とは、伝統的な農業、林業、漁業によって育まれ、維持されてきた【土地の利用】【技術】【文化風習】【生きもの多様性】などを次世代へ継承していくことを目的にFAOが創設したものです。

ネイチャーポジティブは、「自然再興」とも訳され、生物多様性の損失を止めます。

むしろプラスに転換させていくことを意味するんだよね。

2030年までに自然を回復軌道に乗せ、2050年までに完全な回復を目指す世界的な目標です!!

大崎耕土では冷害や洪水に対応するための「水管理システム」を中心に、「生き物との共生関係」や「農文化」「食文化」「豊かで特徴的な景観」が発展してきました。

そして、それら全体の“つながり”が世界農業遺産認定へのカギとなりました。

大崎耕土は、大崎地域を貫く江合川・鳴瀬川の流域に広がる湿地や原野が、地域の人々の長年の努力により生まれ変わった水田が広がる米づくりに適した豊穣の土地のことをさしています。

日本の農林水産業は自然と共にあった👌

ずーーーと取り組まれてきたという事ですね。