能登半島を震源とした地震により新年を迎え、被害状況がニュースとして飛び込んできました。
情報に乏しくまずは寄付をと、令和5年度NPO法人水守の郷七ヶ宿会費全額を、日本赤十字社に送金しました。
現地情報が入るようになりようやく出発することにしました。
1月23日猛吹雪の中、石川県七尾市を目指し復興支援へ。
断水が続いているというお話をお聞きし、支援物資は、料水としてペットボトルの水とインスタント米だけに制限しました。
報道等を見ていて、使い捨て容器がどうしても納得いかず、みやぎグリーン購入ネットワーク会員企業が販売している エコ・クウィーン(※)を購入し持参しました。
環境NPO としての支援の仕方として、阪神淡路の経験から産まれた 水を使わない洗剤、間違って飲んでも大丈夫なエコ・クウィーン、除菌スプレーも粉末で支援いたしました。
※多目的洗剤 エコ・クウィーンとは、
安全で環境にやさしい洗浄剤です。 汚れの程度・用途に応じ、3~50倍に希釈してご活用いただけます。 汚水浄化作用、脱臭・消臭効果、金属類の防錆効果、除菌効果などまさに多機能洗剤です。
株式会社エコライフサポートサイトより
断水状態という情報が届いていないのか、支援物資としてお米もたくさん頂戴しましたが丁重にお断りしました。
ボランティア4箇条 自発性、利他性、無償性。やはり足りないのが一番大事な創造性です。( ノД`)シクシク…
七尾市は大部分停電が復帰していて近隣都市からの支援が届いている状態でした。
その為、穴水町、能登町と能登半島東側を北上し、珠洲市まで足を延ばしました。
北上に伴い被害が顕著にみられ珠洲市は壊滅状態です。珠洲市役所を訊ね、七尾市に届ける予定の支援物資をすべて珠洲市に届けました。
最終目的地の七尾市田鶴浜避難所にたどり着いたのは、七ヶ宿を出発してから27時間後のことでした。
避難所近くの駐車場にテントを設営し25日から3日間活動を行いました。
支援物資の仕分け、保管場所の設置、調理補助、ごみの分別、組手什の組み立て、遠方からの飛び込みボランティアのコーディネートなど。
避難所では様々な工夫がなされていました。
➀トイレの水は利用者がバケツからすくって流す
➁使い捨て容器であっても、ポリの袋を被せて何度も使用する
➂ゴミの分別はもちろん必修
④子どもたちの遊び場を拵える
⑤足の不自由な方には段ボールベッドが用意されていた
⑥避難所にテントを張りプライベート空間が作られていた
⑦10時と15時にラジオ体操を行う
⑧支援者の紹介、帰るときも労をねぎらう
⑨エコクィーンは調理場で大活躍(調理道具をいちいち洗いに行かなくても拭くだけで👌)
⑩基本的に物資の配布は行わないが在庫が多くなると在宅避難者に提供する
これから住み慣れた家屋の解体が始まり、こころ痛む時間を迎えると思います。
レジリエンス! 立ち直る力を信じ、復興に向けて長い長い道のりを歩いていくことになると思います。
カーボンニュートラル2050のシンボル、能登復興✖GX 時代の中で、こんな切り口で生まれ変わり ワクワクした日々が送れますよう、こころより願っております。
頑張ろう日本!頑張ろう北陸!頑張ろう能登!