「フードロス」と「食料の廃棄」はどう違う?

SDGsには17の目標と、目標それぞれにターゲットが設定されているのは知っているかな。

目標の12番目「つくる責任 つかう責任」のターゲット12.3では、次のように書いてある。

2030年までに、小売店および消費者レベルでの一人当たりの世界の食料の廃棄(フードウェイスト)を半減させ、収穫後損失(ポストハーベストロス)を含む生産・サプライチェーン上の食品ロス(フードロス)を削減する。

本来食べられるのに廃棄される食品のことを「食品ロス」と呼びます。

世界で作る食料の3分の1を捨てているのが現状です。

 

耳慣れた言葉になったよね「食品ロス」

僕たち消費者が食べ物にも「使う責任」を意識することが重要だね👀

 

目標の12番目「つくる責任 つかう責任」のターゲットに書いてある文章を読み解いてみましょう。

食料の廃棄食品ロスはどう違うと思う?

食料の廃棄と食品ロスの違いなんて考えてみたこともなかったよ。

言いやすい方を言う感じ?

あんまり違いはないと思う。

 

食品が作られ消費者までたどり着くルートを考えてみましょう。

食料は、農地で栽培・収穫されて、製造・加工、卸、流通、小売を通って消費者までたどりつきます。

その一連の流れを、鎖(くさり)にたとえて 「フードサプライチェーン」と呼びます。

 「フードサプライチェーン」と言うんだね。了解!

そのフードサプライチェーンの前半で発生するものを「フードロス」と呼びます。

生産されてから消費者のもとに届くまでに廃棄される食品が「フードロス」です。

フードサプライチェーンの前半が「フードロス」。

ということは「食料の廃棄」とは。。。

一方「食料の廃棄」フードウェイスト(Food Waste)は、 フードサプライチェーンの後半で発生します。

フードウェイストとは、何らかの理由により、消費されることなく捨てられる食べ物のことを指します。

小売や食品サービス事業者(外食など)、 消費者の家庭で発生するものを指すします。

わたしたち消費者が、食べものを入手する工程が「食料の廃棄」です。

「食品ロスをなくそう!」

「フードロスしないように」

などとよく耳にするようになりました。

食べ物を捨てている地域もあれば、食べ物が足りなくて困っている地域もある。

SDGsのターゲットを半減させるのはこれ!

サービスを受ける側の責任がやはり重要なんだね👌