“食べる”ことは私たちの生命に直接関わり、人間の歴史を築いてきました。
そこには、あらゆる地域の伝統・叡智・喜びなどが込められてきました。
だけど、食をとりまく環境は、日々変化しています。
更に私たちが口にしているものの選び方によって、生態系や世界の人々の暮らしが変わってきます。
一人一人の意識と文化、政治、農業、環境、経済など…様々な分野が関わっている食。
ファストフードとスローフードはよく耳にするようになったけど、どんな違いがあるんだっけ。
ファストとスローの意味がわかれば、食への理解も深まるかな。
スローフードは、おいしく健康的で(GOOD)、環境に負荷を与えず(CLEAN)、生産者が正当に評価される(FAIR)食文化を目指す社会運動です。
料理を味わって楽しみつつ、料理の皿の外にあるその見えない味付けを考えるのがスローフードです。
地球や社会の環境が大きく変わろうとしている今、様々な分野や世代を越えて多様性に満ちた持続可能な暮らしを考えていかなければなりません。
一方で、ファストフードは調理時間が短くすぐに食べられる、簡単な食品のことです。
英語で表すと「fast food」となり、「fast(迅速な・素早い)」「food(食事・食品)」を意味しています。
ファストフードが発展したアメリカでは、ハンバーガーやホットドッグ、フライドチキンなどが代表的です。
イギリスではフィッシュ&チップス、トルコなどではケバブ、イタリアでは切り売りタイプのピザが人気のファストフードとして知られます。
日本では、牛丼や立ち食いそばなどがファストフードにあたります。
つまり両社は相対するものではないという事なんですね👌