COP26で2030年までに森林破壊を終わらせる文書に署名したけれど…

2021年11月、COP26での<森林破壊停止宣言>

英スコットランド・グラスゴーで開かれたCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)で、110の国の首脳が2030年までに森林破壊を終わらせると約束する文書に署名しました。

森林消滅はどのように進むのでしょうか。

アマゾンの開発は、多くの場合まず道が作られます。

そして商品価値のある木のマホガニーやイペ、アマゾンジャラなどを切りだしていきます。

この後どのような道をたどるのかを追っていきましょう。

 いらない木は燃やし、このとき森林火災になる。

これはいわゆる焼き畑で、焼き跡で牧草を育て、牛を放牧する。

牧草地は一定期間で劣化する。

牛はさらに奥地に移動していく。

劣化した土地は、第3者に売られる。

売られた土地の多くで大豆が作られる。

休耕のためにとうもろこしも作られる。

大豆ととうもろこしは世界中の畜産場で飼育されている豚と鶏と牛の餌になる。

また一部の土地は劣化したまま放棄される。

こんな具合で行われているのかー。

焼き畑、放牧、劣化、さらに奥地へ、第三者へ転売、大豆やトウモロコシを収穫、畜産の餌になって、放置。。。

土地の利用状況が目まぐるしく変わっていくんだね。

そうなのです。

森林破壊停止を宣言するということは、森林やその他の陸域生態系を保護し、回復を加速します。

持続可能な商品の生産と消費を促すことで、国の相互利益に貢献し、森林破壊と土地劣化につながらないような貿易を行います。

そのサイクルがうまくいけば、農村の生計を向上させられるんだね。

地域コミュニティのエンパワーメントや、森林に宿る価値の再認識などを通じて、先住民や地域コミュニティの権利を尊重する!

結果的には、持続可能な農業を奨励する!

森林破壊停止宣言は、食料安全保障を促進し環境に利益をもたらします。

そのために、農業政策とプログラムを実施し、必要に応じて再設計する必要があります。

国際的な財政的コミットメントを再確認しなければなりません。。 

公的および民間の機関からの投資を大幅に増やし、森の利用方法を改善する。

持続可能な森林管理、森林の保全と回復を促す。

資金の流れと、国際的な目標を整合させる。

そうです♪

宣言を実現させるためにできること、やることが山積なのよ~!

森林の喪失と劣化を逆転させることに伴って、持続可能な土地利用や生物多様性、気候目標を推進する経済への移行を加速するための強力な政策とシステムを確保しなければなりません。

この宣言には具体的な取り組みが含まれています。

ここでも持続可能な商品の生産と消費がしっかりと書かれています(^_-)-☆

グリーン購入の必要性、重要性を改めて感じます!