温室効果ガスの排出削減にカーボンファーミング

今回は、カーボンファーミングについてです。

温室効果ガスの排出削減を目指す農法の一つといわれていて、どのような内容なのか解説してもらいましょう。

また新しい言葉がでてきた。覚えられるかな。

「カーボンファーミング(Carbon Farming)」を覚える前に、「ネイチャーポジティブ」ってなんだっけ?

おさらいをお願いします。

ネイチャーポジティブというのは、生物多様性の損失を食い止め、回復させることを目指す国際的な概念であり、日本語では「自然再興」と訳されます。

2025/04/12のブログを読んでね。

「ネイチャーポジティブ: 自然再興で未来をつなぐ」

それをふまえての「カーボンファーミング(Carbon Farming)」。

覚えられるかな。

カーボンファーミング(Carbon Farming)とは、大気中のCO2を土壌に取り込んで、農地の土壌の質を向上させ温室効果ガスの排出削減を目指す農法です。

ネイチャーポジティブに通じる具体的な農業の社会実装だと思います。

土壌の質向上って言われるとわかりやすい。

代表的なのは不耕起栽培などの、土壌を自然な形で保全するタイプの農法かな👀

「保全農業(Conservation Agriculture)」あるいは「リジェネラティブ農業(Regenerative Agriculture)」 と呼ばれるものです。

不耕起栽培では、土壌を耕す場合と比べ、収穫後の作物残渣など炭素源となる有機物がそのまま⼟壌中に残され、空気が土壌に取り入れられにくい特徴があります。

このことから、微生物の分解のスピードが緩やかになり、植物に光合成で取り込まれた炭素が大気中に戻るのが抑制され、結果として炭素が貯留されやすくなるということです。