脱染色が産業排水を削減する救世主になる?

毎年この時期に、NPO法人水守の郷七ヶ宿が主催する山がっこでは「草木染め」をやっています。

今回は栗の甘皮、シソの葉とセイタカアワダチソウで染めてみました。

 

セイタカアワダチソウはあちこちで見かけるし。

草木染め、いいね。

染色と環境について調べてみました。

そしたらなんと、なんと!

水質汚染など環境への影響が懸念されているんだって。

えっ??

染色って洋服もカーテンも、なにもかも色がついてるじゃん。

環境問題になるなんて!

世界の産業廃水の約2割が、衣料・繊維産業の染色などの工程によって生み出されているんだって。

そこで頑張っているのが先端技術です。

二酸化炭素を使って超臨界状態で合繊を染色する「無水系染色」という技術があります。

水を一切使わず、助剤も不要でだそうです。

助剤というのは、染料の染色効果を高めたり、染めムラを防いだり、色落ちを防止したりするために、染色工程で使用される染料以外の補助的な薬剤のことを指します。

「無水系染色」ってすごいね。

水も使わないし、薬剤も使わないし、理想的な技術だ!

そして、水を使わないから染色後の排水もない。

乾燥もさせなくていい。

「無水系染色」は使用する二酸化炭素も再利用できるなど、非常に環境に適した加工なのだそうです。

国内では機械が高価だったりしてスムーズにいかない分野もあるけど、先端技術は日進月歩。

期待したいね!