一皿ずつの小さな変化が地球を救う

全ての生き物たちは外から栄養を取ることでいのちを繋いでいます。

当然生きていくために一番大切なのは食!という事になるわけです。

エシカルちゃん、ホシカルくん、17の持続可能な開発目標のうち「食」に関する目標はどれかな? 

17の目標を見てみると「食」にかんする目標、けっこうあります!
それだけ重要だってことだよね。 

飢餓をゼロに(SDGs目標2)

すべての人に健康と福祉を(SDGs目標3)

つくる責任つかう責任(SDGs目標12)

陸の豊かさも守ろう(SDGs目標15)は、持続可能な農業を含むでしょ。

海の豊かさを守ろう(SDGs目標14)は、水産物を含むでしょ。

ホシカルくん、さすがよく知ってる!

では、いま世界の人口は78億7500万人います。

さて、どれくらいの人が食料不安に苦しんでいるでしょうか?

えぇっ!!

急に言われても・・・

0.01%くらいの人かな?50%かな?

わからないよ! 

いま地球上で約7億の人々が食料不安に苦しんでいます。

適切じゃない食事や、慢性疾患とかが早死にの主な原因の一つになっているんだって。

人口の1割以上ということは、100人いたら1人以上の人が食料に困っていることになるね。

早死には、医療の行き届いていない地域もあるということか。

リアルに考えるとけっこう深刻だ!! 

食料の生産は当然だけど土地と水資源を使うでしょ。

それが生息環境や生物多様性の喪失の主な原因にもなっています。

この問題は多くの報告書で繰り返し示されていて、深刻なんだ。 

たとえば、アマゾンの熱帯雨林はどんどん消えていってるって前に聞いたことがあるよ。

ということは、森林のバランスが崩れると結果的に、地球上の炭素吸収源が減っているということ。

そして排出源へと変化している可能性があるということか。 

正解!

食料生産のために森林伐採をするでしょ。

それによって、世界最大級の手つかずの熱帯雨林がまたひとつ減少してしまう、という現実です。

2人とも、知れば知るほど暗い表情になっていくけどさ、解決策はあるよ。

一人で食事をする人、家族のために料理をする人、飲食業の人など、この状況を改善するために簡単に取り組めることが幾つかあります。

そのうち3つの解決策を紹介します。

1. 一食あたりの肉の摂取量を少し減らすこと。

これは、新しいレシピを試したり、新しい料理を注文したりするのと同じくらい簡単です。

より良い肉の切り身や、伝統的な品種、あるいは放牧して牧草を食べさせた肉など、より高品質でより少量のものにお金を使うことです。

困ったときには、玉ねぎをローストしたり、オオバコをソテーしたり、ハーブやひとつまみのスパイスを加えたり、新しいソースを試したりするのもよいでしょう。 

2. 食材の由来を意識すること

食材そのものだけでなく、それぞれの食材がどこから来たのかにも注意してください。

森林破壊によってその食材の生産が可能になっている地域、労働条件があなたの基準を満たしていない地域、または干ばつに見舞われ、地下水を枯渇させる集中的な機械灌漑に頼っている地域は避けてください。

市場のシグナルは、何を栽培するか、栽培者をどのように扱うかについて、より良い選択に導いてくれます。

 

3. 水産物をより多く摂取すること

海や表層水で育った食材は、環境負荷がはるかに少なく、水の使用量も少なく、健康面でも多くの利点があります。

水産物業界や持続可能な水産物運動によって、水産物を選択することが複雑になっています。

それでもその指針に最後まで目を通し、冷凍や缶詰の水産物が、鶏肉やハンバーガーと同様においしい食材であることや、最高なことに最も美味しい炭素隔離の形態であるということを忘れてはいけません。

これらの選択はささやかに見えるかもしれません。

だけど、食料問題に取り組む魔法のようなものです。

一皿ずつの小さな変化が、一日に数十億回も行われることで積み重なっていきます!

続けていこう!