
台湾の木材の99%以上はこれまで輸入に頼っていて、そのうち少なくとも30%は熱帯諸国の自然林から来てました。
台湾には豊富な植林地があって、適切に管理すれば国産木材の自給率を高めることができます。
また、熱帯自然林への依存を減らすこともできます。
長距離木材輸送によるエネルギー消費と炭素排出を削減できます。

そこで政府は、この地域全体で森林経済を軸とした取り組みを始めました。
社会と環境のモニタリングデータを6か月ごとに公開し、持続可能性を追求するために一般の人々の意見を聞いて森林管理計画を見直し、改訂しているそうです。

豊富な植林地があまるほど持っている!
台湾の取り組みは日本でも見習うべきなんじゃない?

導入したのはFSCが確立した10の原則と70の基準に準拠した国際的に厳格なFSC認証システムです。
FSC(Forest Stewardship Council)とは、森林の適切な管理を認証する国際的な非営利団体です。
森林の環境や地域社会に配慮して作られた製品を消費することで、森林の保全を応援することができます。

国際的に厳格となると、実現するのは難しいのかな。
でも、台湾全土で取り組むなんて、すごいなぁ。

持続可能な森林管理は、木材だけでなく、キノコや森の蜂蜜などの非木材林産物も生み出しています。
これらはすべて持続可能な方法で管理された森林から得られ、世界の林業のトレンドと一致しています。

国を挙げての戦略は次の通り7つあります。
①FSC準拠の林業生産の推進
②認証への参加を民間林業に支援し奨励する
③建設における国産材の使用を推進する
④竹産業を活性化する
⑤森林経済を拡大する
⑥非木材製品の高付加価値利用
⑦森林セラピーを推進して多様な林業産業の発展を促す


更には、国民に国産材とFSC認証製品の購入を奨励するほか、学校の机や椅子に国産材を使用することを積極的に推進し、日常生活に炭素削減と持続可能な植林管理の概念を浸透させている。
日本も見習っていきたいなぁ👀